仕事を探す際に重視する点について聞くと、3職すべてで「やりがいのある仕事であること」が最多となった。
割合は「医療系」16.1%、「介護系」15.7%、「理美容系」21.5%。全職種の平均では、この回答を選択したのは4.0%。比較すると、この3職種が特徴的であることがわかる。

また「医療系」「介護系」では、「正社員、または正社員に近い雇用形態であること」が「介護系」13.0%、「医療系」8.7%と高い(「全職種平均」5.2%)。一方「理美容系」は、「資格や技術が身につく仕事であること」が突出して高い(「理美容系」12.8%、「全職種平均」1.9%)。
仕事を辞める理由を聞くと、「業務内容の割に給与が低いから」が「介護系」(30.5%)、「理美容系」(23.2%)で最多となった。「医療系」でも、この回答が2位。
また、「1日に働く時間が長いから」についても、「理美容系」23.2%、「医療系」18.1%、「介護系」16.0%と、いずれも「全職種平均」(11.0%)を上回った。

「医療系」「介護系」では、「もっとよい条件の仕事がみつかったから」が、「理美容系」では、「自分に向いていない仕事だと感じたから」が、比較的高いのが特徴的。
これらの結果を受けて「an」編集長の奥山真氏は、「3職種とも、求職者は給与や勤務時間といった条件を重視しており、これらの職種で起こる早期離職を防ぐには、条件面の改善が有効です。また、理美容では『自分に向いていない』という退職理由が目立ちました。強いやりがいを抱いて仕事を始める人が多い職種だけに、壁に当たるとイメージとのギャップが大きいと考えられます。職場での密なコミュニケーションなど、日頃からのフォローが早期離職防止に効果的です」とコメントしている。
医療・介護系、理美容系の有資格者を対象に行った本調査は、2009年8月11日~8月22日に行った。有効回答数は、(図表1)医療系…851件、介護系…440件、理美容系…149件、(図表2)医療系…448件、介護系…262件、理美容系…82件である。



