ゼロからはじまった芸人人生「事務所に入れば、なんとかなるだろ」
――前編では、3人が高校を卒業して、2年間のニート生活を送ったところまででした。それから、本格的にホリプロさんに所属して、芸人活動をはじめるわけですね?
土谷 事務所に入るとき、最初、なにをしていいかわからなくて。たとえば、トリオ名もつけてもらえるものだと思っていたんですよね。
下池 なんにも知らないで入ってるからね。とりあえず、とにかくどこか事務所に入らなきゃはじまらないってことは知っていたので、お笑いの事務所のオーディションを受けて。ホリプロの前にも何個か受けていますけど、たまたまホリプロで引っかかって。なんにも知らずに入ったんですよね。
岡安 そう、入ればなんかわかるだろう、みたいな。

――その芸人をはじめたばかりのころ、お手本にしていた先輩はいますか?
岡安 トリオだったので、ネプチューンさんとか。
土谷 お笑いはずっと好きで、子どものころからテレビで見ているけれど、当時はボキャブラブームだったんで、やっぱりボキャブラ芸人さんですね。X-GUNさんですとか、爆笑問題さん、海砂利水魚さん(現くりぃむしちゅー)とか。
トリオ名「ななめ45°」の意味は、打球が一番伸びる角度だから
――トリオ名「ななめ45°」の由来は?
土谷 さっきもいったように、トリオ名は事務所からつけてもらえるものだと思っていたんで、事務所に入ったときはなかったんです。それでホワイトボードにトリオ名を書いてくれっていわれて、下池に「適当に書いてきて」っていって。
岡安 あとで先輩につけてもらおうと思っていたんで、とりあえず、ね。その前のオーディションでは、オーディションの審査員たちが、みんなお昼でラーメン食べてたんで、「みんなラーメン」っていう名前にして。それはさすがにホリプロではまずいだろうって。
下池 適当につけた名前でも、ラーメンズさんがいるからな~とか、それくらい、僕ら名前に執着していなくて。それで、ホワイトボードに書くとき、僕がまず「ななめ」って書いたんですが、そのあと、当時付き合っていた彼女に「45°ってつけたほうがよくない?」っていわれて「ななめ45°」になったんです。そんなかんじで、はじめは意味はなかったけれど、いまはありますよ。なんでも野球でボールが一番よく飛ぶ角度が45°らしいんですよね。
土谷 いつでも変えられたけれど変えなかったのは、そういうげん担ぎ的な意味もありますね。なんか右肩上がり、みたいな。でも、最近科学的に実証されて、実は打球が一番よく伸びる角度は、38°だったらしいんですよ(笑)。でも語呂的に45°でいいやって、そのままにしています。(次ページへ続く)



