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 朝活ブームが起きる一方で、不眠に悩むビジネスパーソンも多い。実は眠りと仕事は、切っても切れない関係なのだ。寝不足だと効率が悪いのは十分承知の上で、それでも私たちは、睡眠をないがしろにして、時間の調整をしていないだろうか? そこで今回は、『眠りを変えれば仕事はうまくいく』の著者、足利工業大学教授の小林俊孝先生に、ビジネスパーソンにとって最適な睡眠とは何か、お話をうかがった。【睡眠力アップグッズ特集に戻る】



ショート・スリーパーは我慢しているだけ! 理想の睡眠とは

――まずは、理想的な睡眠時間を教えてください。どれくらい眠るべきでしょうか?

 8時間睡眠がベストだとか、1.5時間サイクルなのでその倍数がいいとか言われますが、私はそんなに厳密でなくていいと考えています。たとえば、だいたい毎日7時間眠っていて、日常生活が問題なく営めるなら、7時間がその人にとって最適な睡眠時間だといえるでしょう。もし、昼間仕事をしていて、強烈な眠気に襲われるというのであれば注意が必要です。

 理想的な睡眠時間はその人次第といっても、6時間以下にはならないほうがいいでしょうね。最近ショート・スリーパーになろうとしている人が多いようですが、多くの場合、意識的にせよ無意識にせよ、仕事が忙しいからなどの理由で、我慢して短い睡眠時間で生活しているはずです。私は、4、5時間睡眠で問題なく生活しているショート・スリーパーを知っていますが、それは非常にまれな例だと思います。

 ただし、本来ロング・スリーパーであっても、人に注目され、期待されているなど、精神状態が充実してテンションが高いときは、あまり眠らなくてもなんとかなる場合がありますね。たとえば、大臣や売れている芸能人などがそうです。ところが、役職や人気を失うと、急にロング・スリーパーになったりします。眠りと精神状態は、非常に深い関係があるんです。

――平日は睡眠不足で、週末に「寝ダメ」をして補っている人がほとんどだと思いますが?

 「寝ダメ」についていえば、借金は返せるけれど、貯金はできないというのが私の持論です。休日、気がついたら夕方まで寝ていたというのは、平日の睡眠不足分、つまり借金を返済している状態です。これは悪いことではなく、眠れるときに大いに眠って、早めに借金を返していただきたいと思います。1日30分の昼寝をするのも、借金を返す有効な手段の1つです。しかし、ある週末によく眠ったからといって、後日徹夜をしたときにその分が補えるわけではありません。

 睡眠時間はもちろんですが、リズムも重要です。体内時計を狂わせないように、朝起きる時間をなるべく固定して、朝食をとるようにしてください。週末に「睡眠不足」を解消する際にも、平日起きている時間に、一度目を覚まして欲しいくらいです。


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INDEX
効率的に仕事をするなら「起きてる場合じゃない」 睡り博士に聞く!ビジネスパーソンに最適な眠りの方法
ショート・スリーパーは我慢しているだけ! 理想の睡眠とは

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