恋愛で自分磨きシリーズもいよいよ最終回。社会人が恋愛で直面する5つの難点について考えてみたいと思います。読者の皆さんが日々直面し、疑問に思う点について考えてみたいと思います。
難点1: 「悲しいけど、これ戦争なのよね」学生(こども)の恋愛から社会人(おとな)の恋愛へ
長年、就活生とかかわり、彼ら・彼女たちが学生から社会人になる過程で起きる恋愛の変化を目撃し続けてきました。人事担当者としても、新人たちの恋愛について報告や相談を受けることがよくありました。
まず、よくあるのが学生時代の彼氏彼女と別れてしまうケースです。特に女性が大学時代に交際していた男性に見切りをつけるケースをよく見ますね。私が勤めていたリクルートやバンダイは基本的に仕事がハードで忙しい会社でした。日々残業をし、時には休日出社もあるという環境に新人時代から直面する中、女性は急速に大人になっていきます。恋愛中毒だった学生時代から仕事中毒に変化していくのですね。『働きマン』化していく過程において、交際していた男性と合わなくなっていきます。子どもに見えてきて、釣り合わなくなって見切りをつけてしまうのです。
一方、そこから女性の恋愛難民化が始まるという意見をよく聞きます。出会いはそれなりにあっても、自分と釣り合う男性と少ないことに戸惑います。さらには、常に「結婚」ということも気になります。恋愛の順序やスピード感も変わり、出会い→告白→交際という順番では必ずしもなく、出会って朝を一緒に迎えてから交際するべきか考えるようになります。そして、恋愛でどんなつらいことを体験しても、しれっとして仕事をするのです。
切なくなりますね。「悲しいけど、これ戦争なのよね」という『機動戦士ガンダム』のスレッガー中尉の名セリフを思い出したりもしました。学生ならではのピュアさを忘れないようにしつつも、社会人ならではの恋愛の流儀に慣れるしかないんのですね。
難点2:「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……」恋愛と学歴の壁
「難点1」とも関係するのですが、最近、女性から恋愛と学歴の壁について相談される機会がよくあります。今、進めている本でお世話になっている早稲田大学出身のアラサー女性編集者は、私の講演に同行した際に学生に「絶対に在学中から結婚相手を探しておくように。今、交際中の男性を離さないように」とアドバイスしていました。高学歴女性は自分と同じかそれ以上の学歴の男性でなければ釣り合わないのです。まぁ、普通の恋愛ならともかく、結婚を前提としたお付き合いということであればそういうわけにもいかないわけです。
私の母校、一橋大学もまさにそうでした。私が通っていた頃、女性比率は2割程度だったと思います。恋愛経済特区、恋愛ガラパゴス諸島と言われており、女性なら誰でも不当なくらいにモテるという特殊環境でした。しかし、卒業後、大学時代に交際していた男性と別れると受難の時代に突入します。なかなか恋愛の対象として見られないわけです。
恋愛と学歴に壁はないと信じたいですが、結婚となると話は別です。現に世の中の男たちは自分より高学歴な女性とは結婚しないという志向なので、上記の編集者のような意見が出るわけです。ふと、電通鬼十則の五カ条目、「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……」を思い出してしまいました…。 もちろん、学生時代の男性と結婚するのがよいとは言いませんが、このような現実があることを意識しておきたいところです。(次ページへ続く)



