オピニオニスト情報「中村 かおり」
株式会社デジタルスケープのキャリアカウンセラー。Webコンサルティング会社での制作ディレクション、企画業務を経て、Webクリエイター向けのスキル判定ロジック・ツール群開発に従事。現在はデジタルスケープでのキャリアカウンセラー以外に、地方自治体、大学・専門学校で就職セミナーの講師も行っている。
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景気の悪化に伴い、会社の将来性に不安を感じて転職を考える方も実際に増えており、こういった理由も止むを得ないことと思います。しかし、面接でその理由を述べて良いかとなると話は別で、総じてあまり良い印象を与えないと考えた方がよいでしょう。
というのも、採用担当者は会社への帰属意識を重視する傾向が強く、「まだ在職中の会社に対するネガティブな事柄を他社の人間の前で言うということは、自社で採用したとして、退職する時には同じように他の会社で自社のネガティブな事柄を言うかもしれない」という想像をさせてしまう可能性があるからです。
例えば「より大きなプロジェクトに関わり、さらに経験の幅を広げたいと考えたため」といったポジティブな理由を述べていただくことが望ましいでしょう。
難関資格はその分野での高度な専門知識を身につけているということの証明になりますので、実力を示す目安としては有用であると思われます。
しかし、30代での転職の場合、即戦力としての活躍を期待されますので、「資格を持っている」だけではなく、ほとんどの場合その分野での実務経験があるということが前提として求められると思われます。
さらに、30代後半ともなればマネジメント経験の有無も重要な要因となってきます。専門性の”深さ”に加えて、専門性を活かした部下の指導、育成など経験の“幅”ももう1つの武器として是非とも身につけていただきたいと思います。
面接では、入社後上司や同僚として一緒に働くことになるメンバーが面接官として同席するケースが多く、「周囲とのコミュニケーションをどのように取る方なのか」「仕事に対する考え方や姿勢はどうか」といった観点からあなたのことを見ています。
こういった点からも、普段のあなたのコミュニケーションスタイルや仕事に対する姿勢はできるだけありのままに伝えた方が、現場に入ってからお互いに「そんなはずではなかった」となってしまうことは防げるのではないでしょうか。
ただし、あくまでも面接はフォーマルな場ですので、「ありのまま」と言ってもあまりにくだけた雰囲気になりすぎないよう、注意しましょう。
入社後「聞いていたものと違う」と不満を持ったままで働くことになるよりは、できるだけきちんと交渉した方がよいでしょう。
どうしても交渉が苦手という場合は、入社する際にはエージェントなどに交渉を代行してもらうこともできますが、正社員で入社した場合には、翌年以降の給与に関しては、仕事上の実績をご自身で振り返って客観的に評価・報告する業績レビュー等の結果を元に決定されるケースが多く、条件アップを望むのであればやはりご自身で交渉、ということになります。
ご自身の実績に対する評価とアピールの仕方についてはスキルを身につけておく必要があるでしょう。
ただ「頑張りました」といった表現をするのではなく、ご自身がやってきたことやそのプロセスを、実績や成果としてあげた数字などのデータとともに述べることで、根拠として十分説得力のあるものにすることを心掛けていくと良いでしょう。
社風などによっても異なる部分があるため一概には言えませんが、「仕事ができる人、速い人」により多くの仕事の依頼が来るということが現実には多く見られます。そのような環境下でより高い評価を得て大きな仕事を任されたいと思うのであれば、自分の時間を多少削ってでもそのチャンスを得ていく姿勢が必要であるように思います。
反面、少子化や高齢化の影響で育児や介護と仕事を両立していかなければならない人も確実に増えており、「量より質」という考え方を重視する企業が増えてきているのも事実です。
こういった部分での考え方が合うということも長く働く上ではとても重要な要素になってきますので、転職なさる際には「働き方」も企業選びのポイントに是非加えていただきたいと思います。
確かに、求人件数は依然として少なく「よりどりみどり」とはいえない状況と思われます。
しかし、このような状況の中で積極的に採用しようという企業は、新たな人件費を掛けられるだけの体力がある企業や普段では採用できない優秀な人材を採用しようとする企業、さらにはこの状況を逆手に取って新規事業に打って出ようというアグレッシブな企業と考えることができるでしょう。
実際、ネットビジネス系の大手企業などでは1年前より採用人員を増やしている企業もあるほどですから、「待機」するのはもったいないと思います。
とはいえ、採用のハードルが高くなっていることは事実ですので、自己分析、企業研究を十分に行い、これまで以上に入念な準備をして臨んでいただきたいと思います。
業務そのもののシェアの可否という点と、社会保険や待遇などといった制度上の問題という2つの側面から考える必要があるでしょう。
業務そのもののシェアという点では、分業が進んでおり、なおかつ特殊なスキルがあまり求められない職種やCSRを重視する大企業、公務員などでは実現可能と思われますが、例えばデザイナーなどといった専門性が求められるような職種では現実的には難しいと思われます。
また、制度という点では、会社側にとっては労働時間が短くなるにも関わらず社会保険の会社側の負担は変わらないといった点や、労働者側にとっても労働時間が短くなることでの収入の減少といった点など、デメリットと受け取られる部分も少なくありません。
雇用状況が悪化した時の一時的な対策ということではなく、労働人口が今後減少していく中で子育て中の女性や高齢者の労働力をどう活用するかといったテーマと合わせてどのような対策が有効か、社会全体が考えていかなければならない時期に来ているといえるでしょう。
「厳しく叱責される」といった経験が少ない「ゆとり教育」世代の新入社員にとっては、いきなりのスパルタ方式での教育は萎縮させてしまうばかりで逆効果ではないかと思います。
とはいえ、研修を終えて現場に入れば、新入社員だからといって顧客の厳しい言葉やクレームなどを受けずに済むわけではなく、研修でそういった場面が全く無かったとしたら、研修と現場のギャップが大きすぎてこれもまた入社後短い期間で退職してしまったり出社しなくなってしまったりといったことに繋がりかねません。
例えば営業職などのような厳しい言葉やクレームに対する高いストレス耐性が求められる職種に関しては、研修の早い段階からある程度スパルタ的な内容を実施することも妥当と思われますが、それ以外の職種などでは、例えば1ヶ月程度など、ある程度の期間現場の厳しさを経験した後で研修を受講させることで、受講者側の意識も変わりより高い効果が得られるものと思われます。
制作職や技術職など、専門的な知識やスキルが求められる場合は少々難しいことは否めませんが、正社員で入社する場合には、そういったスキル以外に、「社員として周囲にどれだけプラスの影響を与え、会社全体のスキルレベルやモチベーションアップ、利益に貢献できるか」といった側面などでの実績や志向性も重視されるようになってきており、そういった実績をアピールすることで逆転できる可能性はあるものと思われます。
たとえば、 「作業フローの見直しを行って、納品までのスピードを早めた」といった実績などには、実際に上げた成果(納品までの日数を1日短縮など)を書き添えることでアピール力は高まるものと思われますので、業務そのもの以外で行った取り組みなどについても、アピール材料となる実績がないか、しっかりと棚卸しを行っていただくことが望ましいでしょう。
外資系の企業では昨年後半からそういった話が聞かれるようになってきましたが、今年の春以降、国内の企業においても給与減額や配置転換などといった話が多く聞かれるようになっています。
実際、事業の縮小により配置転換を言い渡され、いずれリストラされるのではないかといった不安を抱えてご相談に来られる正社員の方も増えています。
反面、契約社員であっても、高い専門性や収益への貢献が評価され、年俸アップしている方も見られるなど、「自社に必要な人材は確保したい」という企業側の姿勢がより明確になっているように思われます。
どのようなポジションにあっても自社の収益に貢献する姿勢を常に持ち続けることが必要といえるでしょう。
ベンチャーという性格上、即戦力となる人材が求められていることと、相談者の方の30代後半という年齢から考えると、やはり経営に関わるポジションや新規事業の立ち上げ、コンサルタントなどといった専門性を活かしたポジションで検討される可能性が高いものと思われます。
また、ベンチャーといっても規模や創業からの年数、成り立ちなどによって社風は大きく異なり、「社風に合わない」という理由で転職後短い期間で退職してしまう方も少なくありません。
ご自身の強みだけでなくご自身が望む働き方や社風といった様々な角度から自己理解を深め、ご自身に合った会社をしっかりと見極めることがベンチャーへの転職成功のカギとなるでしょう。
これは実際にあった話ですが、普段からとても話が上手で面接にも自信があるという方が、自分の実績をアピールしようとするあまり、在職中の会社の新製品に関する重要な情報まで踏み込んで話してしまったという失敗談があるなど、面接という場は特殊な雰囲気を持ったものであると言えます。
また、求人状況が厳しさを増す中で、経歴やスキルといった直接的に仕事に結びつく質問だけでなく、仕事に対する考え方や職歴が多い方へのご自身のキャリアに対する考え方についての質問といった、「その人ご自身」を見るための質問のバリエーションも増えています。
想定質問に対する答えを準備し、模擬面接などの練習を行った上で本番に臨んでいただくことが、結果に結びつく近道と言えるでしょう。
すべての業種にあてはまるとは言えませんが、クリエイティブ業界に
限って言うと職種ごとの職務定義は確立されているとは言えず、同じ「Webディレクター」での募集でも、企業によって担当業務にかなりの幅が見受けられる状況です。
また、同じ業種であっても、ある程度規模が大きく分業化が進んでいる企業とそうでない企業とでは担当業務の幅も全く異なり、求められるスキルや経験も異なってきます。
雇用状況の悪化に伴い、企業側も「求めるスキルにずばり当てはまる
経験のある人でなければ採用しない」という傾向がより強まっています。
企業研究をより深く行ったということをアピールするためにも、職務経歴書も応募先ごとに見直す「ひと手間」をぜひ掛けていただきたいと思います。
求職者の方のスキルをどう見るか、どのような求人にマッチするかといういわゆる「見立て」に関して言えば、エージェントによってそれほど差は出ないものと思われます。
しかし、エージェントによって得意分野やマッチングの際に重要視するポイントといった細かい点では違いがあり、それによって紹介される求人案件が異なってくる可能性は十分に考えられます。
また、エージェントによって求職者の方とのかかわり方もさまざまで
求職者の方の応募書類そのものにアドバイスをするところもあれば、
面談でヒアリングしたその方の強みを推薦状にして添えるところもあり、いわゆる「進め方」の部分でも違いが出てくるものと思われます。
転職という重要な判断が迫られる場面ですから、さまざまな意見を聞いて「この人(会社)に任せたい」と納得できるエージェントを選び、転職を成功させてください!
普段の服装や見た目にはそれほどうるさくない企業が多いのがWeb業界の特徴とも言えますが、やはり面接は正式な場ですので、最低でも「ビジネスカジュアル」を意識していただくのが良いでしょう。
クライアントへの訪問やプレゼンの機会がある職種ではその際の服装のレベルを目安としていただくのが良いかと思われますが、それ以外の職種の方でも、できればジャケット着用、スーツを持っていればスーツ着用といったきちんとした服装で面接に臨んでいただくのが良いものと思われます。
さらに、制作会社の場合はデザイナーは服装や見た目も含めてセンスを見られている、ということを意識し、「細かいところにも気を配れる方」ということを服装や見た目からもアピールできるよう、準備を整えていただくのが良いのではないでしょうか。
ご自身の経験やスキルがどの程度活かせるかによって年収が下がるかどうか、下がる幅はどの程度かということは異なるでしょう。
さらに、雇用状況の悪化に伴い、高いスキルをお持ちの方が「収入よりも雇用」を優先して転職を決めるケースも増えており、1年前の募集に比べてより高いスキルを求められるにも関わらず年収は下がっているというケースも見受けられます。
クリエイティブ系、特にデザインなどの制作系の仕事に限って言うと、異業種からの転職の場合、その業務での実務経験がないと年収がある程度下がってしまうのは止むを得ないというのが現状と言えるでしょう。
人材エージェントを活用するなどして、ご自身の経験やスキルでどの程度の年収が得られるのか、といった情報収集をしっかりと行った上で転職なさることをおすすめします。
一般的には、この経済状況下で積極的な採用を行っている企業は「安全」「余力のある企業」と見ることができるかもしれません。しかし、積極的な採用活動を行っている企業の中には、たとえば「入社しても短期間で退職してしまう社員が多く、入れ替わりが激しいため継続的に採用活動を行っている」といった企業も皆無ではなく、せっかく大変な思いをして入社しても短期間で退職を余儀なくされる可能性がある、といった点では決して「安全」とは言えないものと思われます。
業績はもちろんのこと、取引先に関する情報(一概には言えませんが特定またはごく少数の取引先のみとの取引の企業の場合、取引先の業績により影響を受けることが少なくありません)、また、同業種での転職の場合は業界内での評判といったことも非常に参考になるものと思われます。転職専門のエージェントなどを利用するなどしてできるだけ多くの情報を得ることが望ましいでしょう。
その業務に関する十分な経験や実績がある方や高度な専門知識などを
有する方で、どうしても「この人でなければ」といった方の場合は、
遠距離通勤が不利に働くことは少ないものと思われます。
首都圏であれば、1時間半程度(新幹線乗車も含む)の通勤時間が掛かる方でも採用に至ったケースは少ないですが、見受けられています。
ただし、企業によっては交通費に上限がある場合や、新幹線通勤の場合特急料金は支給しないといった規定があって自己負担が必要となる場合もあります。シフト制で夜間勤務が必要な職種等などの場合は、間的な制約が出てくる可能性もあり、やはりハードルが高くなると言わざるを得ないでしょう。
一日も早く実力を発揮したいという心構えで新しい職場に臨むことはもちろん大切です。
しかし、組織の一員として仕事をする以上、何らかの形で社内のさまざまな部署の人との連携が必要になりますし、どのような企業でも多かれ少なかれ「その企業なりの仕事の進め方」といったものがあり、それを知らないせいでかえって余計な手順を踏まなければならなくなってしまう、ということも十分に考えられます。
新しい環境にスムーズに順応し、その会社ならではの仕事の進め方、仕事を進める上でのキーマンが誰か、といった情報をどれだけ早く収集できるかということも「実力」の1つではないでしょうか。
Web構築にかかわる職種に限って言えば、年齢に見合った経験やスキルをお持ちであれば、転職に際して性別による差はないと言っても差し支えないものと思われます。
ただ、Web構築にかかわる企業の多くが企業規模があまり大きくないため、現実的には出産・育児との両立は難しいことが多く、「育児休暇などの制度が整っているから」といった志望理由では、選考の際に不利になる可能性は残念ながらまったくないとは言えないでしょう。
また、35歳前後での転職の場合、マネジメント系のポジションでの募集が多くなってくることもあり、現実的に管理職経験のある女性が少ないという理由で転職が可能な職種が限られる可能性もあるでしょう。
クリエイティブ業界に関して言えば、派遣や契約社員として就業した後、高い評価を受けて正社員に登用されたという例が多数見られます。
登用された方に共通しているのは、業務の遂行に必要なスキルに加えて、「派遣だから」「契約社員だから」と仕事の範囲を線引きしてしまうのではなく、自分から仕事を見つけていくといった姿勢や、周囲の方とコミュニケーションを取って仕事を進めていこうとする姿勢をお持ちの方、という点で、これは多くの企業が社員を採用する際に重視するポイントと重なるように思われます。
現時点では派遣や契約社員から正社員への登用の可能性は正直なところ以前に比べてかなり少ないと言わざるを得ませんが「どうしてもそのプロジェクト(あるいはポジション)でやりたいことがある」という意思が明確であれば、選択肢を広げる意味でも、正社員以外の雇用形態についても検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
外資系企業では、健康への影響や喫煙スペースを設けるためのコスト、そして就業時間中の喫煙による効率の低下といった点から、喫煙に対する見方は国内の企業に比べて厳しいと考えたほうが良いと思われます。
直接的に採用の可否に影響しないまでも、面接の際に喫煙の習慣があるか、そして喫煙と自己管理についてどのように考えるかなどについて聞かれたというケースも見受けられています。
同様に、サービス業や接客系の職種などでは「お客様の中にはにおいを気にされる方もいる」などの理由で、国内企業の中でも喫煙者を採用しないことを明示する企業も出始めているというのが現状でしょう。
リーマンショック以降の不況の影響で冷え込んでいたWeb業界の求人ですが、底を打った感はあり、特にモバイル系を中心に徐々に求人数も増えつつあります。
しかしながら、依然として求人の多くは即戦力を求めるものであり、また、企業側も採用に慎重になっているため、「求めるスキルや経験にずばり合う人が見つからなければ採用は見送る」といった姿勢もまだまだ見られています。
転職活動を始めるにあたっては、ご自身の「売り」となる経験やスキルを明確にし、採用側が「どのような人材を求めているか」を意識したアピールができるよう準備しておくことが重要でしょう。
スキルや経験などがほとんど同等の複数の応募者がいた場合、採用側は応募者の「熱意」や「人柄」で絞り込むことが多いといわれています。その際判断材料として最も重要視されるのが「志望動機」です。
志望動機に是非とも盛り込んでいただきたいのは下記の3点です。
「その業界、職種を希望する理由」
「その企業を希望する理由」
「応募企業にご自身がどのように貢献できるか」
「将来性があるから」「社風に合っているから」といったどの会社でも当てはまりそうな内容ではなく、「どんな点がどのように自分の希望と合っているのか」を詳しく述べることを心掛けると良いでしょう。
エージェントとして最低限必要な業界動向や求人動向に関する情報、条件面での交渉能力はもちろんですが、Web業界は企業によって社風や仕事の進め方、仕事の任され方などにかなり違いがありますので、自己活動ではなかなか得ることのできないそれらの情報を求職者に提供できる方は信頼に値する担当者と言えるものと思われます。
また、Web業界は技術の進歩が速いため、どのような技術やスキルを身に付けておくべきか、今お持ちのスキルが業界内でどのように評価されるかといった点についても求職者に対して情報提供ができることが求められますので、技術的な面でも求職者ときちんと話ができる方、といった点もWeb業界担当の転職エージェントとして信頼がおけるかどうかという判断基準となるのではないでしょうか。
正社員での転職の場合、採用側は「これからもずっと自社のために貢献してくれるかどうか」を重視しますので、1つの企業でずっとキャリアを積んできたことは不利にならないものと思われます。
ただ、採用側としては、1つの企業で長年やってきたことで、これまでとは異なる業務の進め方や環境に柔軟に適応できるかという点で、不安を感じる可能性は考えられるでしょう。
既存のやり方にこだわらず、常により良い方法を追求し、必要であれば業務改善にも積極的に取り組むといった姿勢を普段から持ち続けることが必要だと言えるでしょう。
人材紹介会社などにも並行して紹介を依頼している企業の場合、「紹介会社の一次選考を通った方」が紹介されるため、安心して選考を進めることができるという意味で紹介会社経由の応募者は高い評価を得られるということが考えられます。
ただし、紹介であっても実際の面接段階で「熱意」が伝わらないようでは、企業から受ける評価は下がってしまいます。企業側が重視するのは「熱意」や「企業研究の深さ」です。面接などでしっかりと思いを伝えることを心がけてください。
たとえば採用は社員の知人等紹介がある方のみ、といった条件を内々で設けている企業もあり、エージェント経由でも募集がなく、どうしてもその方以外にコネクションがない場合には仲介をお願いするのも止むを得ないものと思われます。
ただ、紹介する側の立場で考えてみれば、どの程度の実績や経験があるかまったく知らない人物を仲介するというのはあまり現実的ではないものと思われます。
パーティで名刺交換しただけの方であれば、いきなり仲介をお願いするのではなく、まずはぜひとも入社したいという気持ちを伝え、「ご相談」という形でアプローチしてみるのがおすすめでしょう。
ソーシャルメディアを活用することで、これまでではなかなか知り合う機会がなかったベンチャー企業の社長などに「つて」ができたという話は実際に耳にすることが多くなりましたが実際、転職となると当然仕事での実績等も含めて検討することとなり、面接等のステップを踏むことになるケースがほとんどだと考えていただいた方がよいでしょう。
また、ソーシャルメディアは情報伝達のスピードや広がり方がこれまでのメディアと比較して速く大きい分、例えば良くない評判なども広がりやすい、という側面も考えられますので、メディアとしての特性を踏まえた活用をなさることが望ましいでしょう。
企業側も応募者が複数の企業を受けていることはある程度想定して
いますし、他社が欲しがる人材なら自社でも是非採用したいといった
考えを持つ採用担当者も少なくありません。そういった意味では、正直に答えて差し支えないものと思われます。
ただ、いかにも他社と「天秤に掛けている」といった答え方をしたのでは企業側もあまり良い印象を持たないものと思われますので、志望度が高い企業への回答の際は特に気をつけた方が良いでしょう。
また、応募者の志望の強さ、一貫性を見るために他に応募している企業や職種に関して質問するケースも見られますので、志望の業種、職種に一貫性があると判断される回答をすることが望ましいでしょう。
転職業界には「年齢と経験のバランス」という言葉がありますが、これは年齢を重ねるごとに求められる経験はより高くなるというもので、現在応募できる案件があるからといって、それはあくまで現時点でのキャリアにマッチする求人があるということに過ぎません。
大切なのは「5年後、10年後にどのようなポジションでどのような仕事をしていたいか」という長期的なイメージを持ち、そのポジションで求められるスキルを身につけていくためのキャリアプランを描いていただくことだと言えます。
キャリアを積む過程で転職を考えた場合や客観的な評価を受けたい、といった節目が訪れた際には、エージェントを活用してご自身の希望を実現させていくのが良い方法と言えるでしょう。
人にはそれぞれ個性やくせがあり、どうしても噛み合わない部分や何となく「そりが合わない」方がいることはやむを得ないものと思われます。
同じチームの方で仕事の上でこだわりがある部分が似ているといった方が見つかれば、そういったこだわりがうまくいくきっかけになるケースも少なくありませんし、例えば同じチームの方ではないけれども仕事でよく関係する関連の部署の方と仲良くなることで、同じチームの方とも徐々に関係がうまくいくようになったといったケースも実際に見られています。
例えばパワハラに近いような明らかな個人攻撃があるような場合は転職を考えることもやむを得ませんが、人間関係が原因での退職は次の転職にも決して有利になりませんので、信頼できる社内の方や社外のカウンセラーなどにまずは相談してみるのが良いでしょう。
バックオフィス系の職種は確かに企業の経営に不可欠な業務のため、リストラされる心配がないといったイメージがあり、この不況下であっても転職を考える方もいらっしゃるものと思われます。
たとえば、企業のコーポレートサイトの運営担当者がSEOやログ解析、ネット広告などのマーケティング系の経験をつけることで広報的なポジションへの転職を成功させた例もあります。
ただ、この不況下でこれらの職種に対する志望者が大幅に増えていることもあって、企業側が求める経験やスキルもより高くなっているため、転職を考える際は、求められる経験やスキルと現在のご自身の経験とを突き合わせた上で検討することが必要でしょう。
新規事業やプロジェクトなど、事業やプロジェクトの内容を公開できない場合や専門性が高い職種などといった求人の場合、企業は公開での募集は行わず、転職エージェントに非公開での募集を依頼するケースが多いため、まずは転職エージェント経由でアプローチしてみることがおすすめでしょう。
また、募集はしていないものの優秀な人材から積極的なアプローチを
受けた場合、「まずは会ってみる」という企業は決して少なくはないので、先方に失礼のないようアプローチしてみることは問題ないものと思われます。
ただし、そのような場合、選考のハードルはかなり高くなりますし、「一度不採用とした方からの応募は受け付けない」といった企業もありますので、でき得る限りの準備を整えた上で臨むことが必要でしょう。
採用する側の立場で考えてみると、その方を採用したとしていずれその方が転職を考えた際に、同じように仕事を抜けて他社の面接に行くことがあるかもしれないということを想定させる可能性もあり、残念ながら「希望する会社への熱意」と受け取られないことも十分考えられます。
紹介会社を通しての転職活動であれば、夜の時間帯や休日での面接などを交渉してもらえる場合が比較的多いですし、自己応募であっても、在職中であることを話した上で業務時間外での調整ができないかを相談するなど、可能な限り調整を行ってみるのが望ましいでしょう。
エージェント経由での転職の場合には、転職希望者の方の経験やお持ちのスキルからおおよその適正年収が判断され、また、企業側との給与交渉についてもそれらの判断基準やダウン前の年収などをもとにエージェントが交渉を行うため、ワークシェアによる年収ダウンが不利になることはほとんどないものと思われます。
自己活動での交渉の場合であっても、直近の年収ダウンの理由がワークシェアによるものであることと、ダウン前の年収を伝えることで交渉は十分可能であるものと思われます。
ただ、企業側に提示できる年収の判断材料はご自身の職務経歴書や面接でのアピールのみとなりますので、ご自身のご経験やスキルをしっかりと棚卸して「ご自身がどれだけ利益に貢献できるか」を客観的に伝えることがより重要になるものと思われます。
社会貢献系企業の活動において、メッセージの発信や、協力企業や利用者の募集といった場面でWebやITが果たす役割は大きく、実際、これらの企業からのWeb担当者やIT技術者に対する求人を目にする機会も増えてきています。しかし、現時点では転職が「増えている」とまで言える状況ではないでしょう。
これらの企業の多くは、事業の目的が非常に明確であることから、転職を考える際には、何より事業理念に共感できることが必須条件として求められますし、 NPO法人等の場合は、給与その他の条件面で一般企業と同等の条件を望むことは難しい場合もありますので、価値観の優先順位やキャリアビジョンをより明確にしておくことが重要になるものと思われます。
エージェント経由での応募の際は、エージェントを通じて質問することができる場合がほとんどですので、質問していただいて差し支えないものと思われます。
ただ、エージェント経由、自己応募のいずれの場合であっても、質問の内容によっては明らかに面接に対する準備不足と受け取られて選考に影響する可能性もなくはありません。
たとえば内定の連絡をもらった後でも差し支えないような質問であれば、選考結果が出てから質問するのが望ましいものと思われますし、やはり面接で聞き漏らすことのないよう十分に準備していただくことが望ましいでしょう。
営業職などのような顧客対応能力が問われる職種では、面接官がわざと威圧的な態度を取って、そういった態度の相手にも感情的になることなく冷静に接することができるかどうかを面接で見るケースもあります。
また、面接官もやはり人間ですので、多少感情の波があることもあるでしょうし、「相性」というものは皆無とは言えないものと思われます。
仮に、実際あまり相性が良くないなと感じた場合でも、社員はその方だけではありませんし、企業の規模や希望職種、勤務場所によっては、その面接官と仕事でほとんど関係することがないというケースもありますので、志望度が高い企業であれば、選考を進めて別な面接官とも会ってみるのが良いでしょう。
クリエイティブ系の職種に関して言えば、例えば携帯ゲームやアバター系、スマートフォン用アプリなどといった現在急速に人気が出ているジャンルに関しては、中途採用で数十名を募集するといった積極的な企業も見られるようになっています。
また、IT系に関しても、プログラマの採用に際して支度金を準備する企業も現れるなど、依然として人材不足であることに変わりはなく、実務経験をお持ちの方は是非とも積極的に動いていただきたい年と言えるでしょう。
とは言え、企業側が求めるスキルはリーマンショック以前に比べてレベルが非常に高くなっているため、応募書類なども含め十分な準備をした上で動くことが重要でしょう。
全世界的な雇用状況の不安定感などが拭えない中、海外への就職・転職意欲は全般的にはやや低下しているように見受けられます。そんな中でも、学生時代からの夢を叶えるべく、約4年越しで作品の応募や現地でのショートステイなどを繰り返し、ようやく海外での転職の夢を果たしたという方もいらっしゃいます。
ただ、クリエイティブ系の職種については夢や憧れだけで転職できる世界ではなく、高い技術とコミュニケーション能力、現地の環境や仕事の進め方への十分な理解など、綿密な準備をしておくことが求められます。
例えば1つのステップとして、外資系の企業や海外からの案件を受けている企業などで経験を積むといったことを考えてみるのも良いものと思われます。
地方の求人ニーズを見る限りでは、どちらかというと「スペシャリスト」タイプよりはさまざまな業務を幅広くこなせる「ゼネラリスト」タイプを求める傾向が強いと言えるでしょう。
Uターンでの転職活動を行う際には、例えば「事務的な業務がメインでPhotoshopやIllustratorを使った簡単なチラシ等の作成も担当していただく」といった求人まである程度範囲を広げて求職活動を行っていただく必要があるものと思われます。
将来的にUターン就職を考えるのであれば、例えば顧客折衝や外注先への発注等の渉外業務や広報的な業務、さらにはExcel、Wordなどでの事務的な業務の経験など、対応できる業務の幅を増やしていくことが望ましいものと思われます。
メディアを通してベンチャー社長の生き生きと活躍する姿や、これまでの企業にない画期的なシステム(人事面やフラットな社員関係など)を目にして転職したいと憧れる方も多く、実際に志望企業としてそれらの企業を挙げる方もかなり多く見受けられるようになりました。
ただ、これらの企業もベンチャー企業であることに変わりはなく、社長の考え方が社風や社内の雰囲気に色濃く反映されているケースも多いため、入社してみて「外から見るのとは違っていた」といったケースも少なくありません。
また、ある程度規模の大きい会社の場合は、入社しても憧れの社長と一緒に仕事をする機会はなかなかない、といった場合もありますので、面接などで社風が自分に合うかどうかを十分に確認することや、エージェントなどを活用して「メディアからではわからない情報」をできるだけ多く手に入れることが重要だと言えるでしょう。




